お客さま

このページは、民宿中村荘に訪れる様々なお客さまをご紹介いたします。

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・ダイクさん   ・ものすご   ・裸の大将  ・ダンディズム
・カッパ   ・おかしいの   ・男の時間  ・未来の瞳 

ダイクさん

 お仕事が大工さんだから、そう呼ばれるのでしょう。お魚が大好きで、ほとんど毎週
来て下さっております。ですから、顔を見かけなくなるとついつい病気で寝込まれて
いるんじゃないいかと心配してしまいます。その友人の方も印象的な人ですが、本当
においしそうに魚を食べて下さいますね。

ものすご

 いや何が凄いって?。その船に乗ってた人の人数なんですけど、どこにおったん(居
たの)?っていうくらいなんです。次から次に出てくるときなんか、あの船きっと底の方
に隠し部屋でもあるんやろか?と思わされる程なんです。波のない日なら良いですけど、
波があって荷物が多い時なんかは心配しますね。だけど、どんな状況でも船長は
冷静。すごいですね。ちゃんと帰れるのですから・・・。

裸の大将

 あるお客さまなんですけど、夏なんかはたいていシャツ姿で元気がいいですよ。
笑い声だって、大きく気持ちよく笑ってるしね。冗談もなかなかで、ほんと面白い人
ですね。なんか気の良いガキ大将がそのまま大きくなったって感じですね。

ダンディズム

 別に格好付けているわけじゃないのに男らしい人っていますよね。ある人もスゴク
優しそうな方なんだけど、話し方から何からカッコイイの。いつも夫婦で船に乗ってね。
釣りをするのが大好きで、よく波に揺れているその船を見かけたりしたものでした。
 だけど悲しいことに、その人はもうこの世にはいないのです。まだまだ若いのに
倒れられたそうでそのまま帰らぬ人になってしまいました。遺族の方達が、あの人の
好きだったこの海だからと遺骨の一部を海に帰すのに私も立ち会いました。海と共に
あの人は私たちを見守ってくれているのでしょうか・・・。
つくづく大切にしないといけないなと思います。

カッパ

 その人、釣りもするんですが、なんせ泳ぐことが大好きで、週末になると泊まり込みで
無人島に渡ったりしています。ほとんど一日中外にいるわけだから全身こんがり焼き
上がってマックロなんです。私達スタッフより色は黒いですね。泳ぎも達者ですから、
海のカッパという感じでしょうか?でも、のんびり無人島で時を過ごす彼の生き方って、
なんとなく素敵に思いませんか?。

おかしいの

 スゴイ会社の社長さんなんですよ。なのに普段着で海に来るとわからないですよね。
いや、わかる人にはやっぱり雰囲気でわかるのですが、そんな方々が気ままに桟橋に
乗り付けみんなでワイワイ食事してる姿がとても楽しそうに感じるのです。
 しかしながら、中村荘のテーブルや椅子はそんなに立派じゃないですからね。私自身は
オカシイと感じてしまうのです。忙しいときは席が無く、ビールケースで応急に作った椅子や
テーブルなんてこともあったくらいでした。もちろん、お店の雰囲気や味を理解して下さって
訪れて下さっているのですが、こっちだってプライドがあります。
随時設備にも力を入れていきたいですね。ぼちぼちですけど・・・。

男の時間

 あるお客さまたちは、夕方頃に数人でふらふらっと現れるのです。年代こそ違うけれど、
いつものメンバーで釣りを楽しんでおります。だけど、いつものパターンで釣る前におい
しい魚のをいただくのですが、そうしている間に風が吹いてきたりして、その日は釣をする
ことが出来なかったというのがよくよくあるのです。気ままな方々は、海に何を語りかけて
いるのでしょうか?釣りの奥は深いものです。

未来の瞳

 毎年いろいろな機会で子供達とふれあう事ができるのです。無人島でキャンプを行う
子供達もそう。地域のグループで利用される子供達もそう。彼らに共通して言えることは、
自然を前に目が生き生きとしていることでしょうか。海というものを通して僕らが提供できる
感動を、彼らは素直に受け表現しているのだと思います。
 魚っていうのは、切り身の状態で泳いでいない。海にはクラゲがいる。砂浜の石はなんで
カドがなくまぁるいの?。海の水は塩っから〜い。
 何でも良い、発見が興味になり、それが知識となる。親がコレはこういうものだって一言に
言ってしまうと創造性や発想力が失われるけど、そうじゃない価値の豊かさを彼らが自ら
培ってくれると信じてます。だってそうでしょ、あんな透き通った瞳を目にしちゃうとね。

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