中村荘の歴史

中村荘はどういう経緯でできたのでしょうか?
そんなこんなお話です。

中村三世代

この写真は、1977年頃の
食事の風景を写したもの
です。一番奥の席に座っ
ているのが、祖父、一番
左端が父、そして中央が
私です。
 三世代に受け継がれているものは何でしょうか?

中村荘の出来たわけ?

 現在のかたちの中村荘にはその昔の名残が残っています。中村荘の特徴でもある
ほぼ中央にある観賞用の池がありますよね。実はそのむかし、ここで釣堀をしていたの
です。祖父は昔ながらの定置網を営む傍ら、中村養殖という養殖業を行っておりました。
そこで養殖された魚をこの池で釣らすというアイデアを父が考えつき、兄弟でその道を
開拓しはじめました。
 実際やり始めると、気づくことが多く。釣りをしていたお客さんから、「喉が渇いたから何
か飲むものがないのか?」というような声を聞き、それじゃあ売店を隣に作ってビールや
ジュースでも売ろうかということになりました。また、あるお客さんから「風が出て船が出ない、
ここで泊まれないか?」というような声を聞いて、それじゃぁ泊まれる施設を作ろうかという
ふうに、お客さんの声を反映して出来上がったものなのです。
 もちろん、父には父なりのコンセプトがありました。おいしい魚を納得できる料金でいた
だける庶民的な店を作ろう。敷居の高くない、海の家。ココは幸い大都会にも近い島。
しかも、波の穏やかな歴史のある瀬戸内海。船で気ままに上がれる雰囲気が良い。その
夢を実現しようと兄弟が知恵を絞って今日に至るわけです。
 さてさて、そんな中村荘はあなたの目にはどう映るでしょうか??

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